頚椎症について

 

首のトラブルが全身に影響する理由

私たちの首には「頚椎（けいつい）」と

呼ばれる7つの骨があります。

この頚椎のすき間からは、身体を支配する重要な神経が

多く出入りしています。

つまり、首の不調は「首だけの問題」ではなく、

全身にさまざまな症状を引き起こす可能性があるのです。

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頚椎から出る主な神経と、その役割

🔹 横隔神経（C3〜C5）

〇役割： 呼吸に必要な横隔膜をコントロール

〇影響： 呼吸が浅くなる・息苦しさを感じる。

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🔹 腕神経叢（C5〜T1）

〇役割： 腕や手の運動・感覚を司るネットワーク

〇影響： 腕のしびれ・力が入りにくい

・手先の動かしにくさなどが現れます。

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🔹 副神経（XI脳神経／頚髄C1〜C5の繊維が関与）

〇役割： 首や肩の動きをコントロール（僧帽筋・胸鎖乳突筋）

〇影響： 肩が挙がらない、首が動かしにくい、**肩甲骨が浮く（翼状肩甲）**などの症状が出ることも。

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🔹 顔面神経との関係（脳神経との連携）

〇影響：顔面神経そのものは脳幹から出ますが、頚椎の歪みや緊張が頭蓋骨・顎関節・自律神経に影響し顔面のこわばり・頭痛・顎の違和感・めまいなどにつながることがあります。

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🔹 骨盤や排尿に関わる神経（脊髄を通じて）

〇影響：首の脊髄が圧迫されると、足のしびれ・歩行困難・排尿トラブル（トイレの間隔が変わる・尿意が鈍い）など、腰より下の症状にもつながることがあります。これは「頚髄症」として注意が必要です。

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全体を見てはじめて、根本の原因が見える

首は、全身をコントロールする神経が集中する

『重要な通り道』

そのため、首の歪みや神経の圧迫は、

思いもよらない場所に不調を起こすことが

あります。

オステオパシーでは、単に「痛い場所」

ではなく神経の走行・筋膜のつながり・

呼吸や血流の状態を含めて、

全体からアプローチしていきます。

当院が考える頸椎症について

　　　頚椎症に関連する6つの事